2000年12月12日
チバSCと武蔵野化学研究所、ムサシノガイギーの出資比率変更
チバSC60%/武蔵野化学研究所40%に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ

 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)と武蔵野化学研究所は12日、酸化防止剤や紫外線吸収剤を手がける折半会社ムサシノガイギーの出資比率を変更する、と発表した。来年1月1日付でチバSCの出資比率は現在の50%から60%に、武蔵野化学研究所の出資比率は50%から40%に変更される。
 ムサシノガイギーは、主に国内市場向けの酸化防止剤と紫外線吸収剤のトップメーカーで、茨城県北茨城市磯原町に生産拠点を有している。
 チバSCのの経営委員会メンバーで、添加剤事業部統括のラインハルト・ノイベック氏は、「武蔵野化学研究所と当社は、30年以上にわたり折半の合弁会社で成功を収めてきた。今回の増資は、当社が現地生産拠点を有し、お客様のニーズに即応することをいかに重視しているかの表われである。当社は、アジア太平洋地域の売上を拡大させるという積極的な目標を掲げており、この武蔵野化学研究所との合弁会社が目標達成の一翼を更に担ってくれるだろう」とコメントした。
 また武蔵野化学研究所の伊東菊夫代表取締役社長は、「今回の合意は当社と世界的なポリマー添加剤メーカー、チバ・スペシャルティ・ケミカルズとの業務関係を強化するものである。ムサシノガイギーは世界的生産ネットワークの一部となることにより、より重要な供給拠点としての役割を強めることになる」と語った。
 なお来年1月1日付で、ムサシノガイギーの代表取締役社長に現 同社代表常務取締役の嶋津義忠氏が、また常務取締役には現 取締役事務部長の武内洋氏が就任する。このほか、代表上席常務取締役として、現 チバ・スペシャルティ・ケミカルズの添加剤事業部 企画・登録部長の森潤子氏が出向する。