2013年03月01日
幸後トクヤマ社長、「収益改善、先頭に立ってやり遂げる」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ

トクヤマの幸後和壽社長は28日の経営説明会で、2012年度から2017年度までに収益改善計画の詳細を発表した。この中で「先頭に立って(改善計画を)やり遂げる」と強調した。

収益改善計画は、多結晶シリコン事業の再構築、既存事業・新規事業の収益向上、全社の徹底した支出削減―の3つを柱としている。

幸後社長は、そのうちの大きな柱である2013年度から2017年度の全社ベースの支出削減策の詳細を説明した。それによると、2013年度は50億円、2014年度以降が70億円を目指す。

その詳細を見ると、経費は2013年度が2012年度比3億円削減、2014年度以降が2012年度比5億円削減、購買費は2013年度が同17億円削減、2014年度以降が同20億円、物流穂は2013年度以降が同5億円削減、修繕費が同5億円削減としている。
また、人件費については、2013年度が役員報酬の自主返上、従業員給与の削減、一時帰休、早期退職制度の拡大などで同20億円の削減、2014年度以降(2014-2017年度の平均)は新規採用の抑制、諸手当・福利厚生制度の見直しなども加わり、同35億円の削減を計画している。
このほか、研究開発費ではテーマを厳選、設備投資は減価償却費75%以内に抑制する方針である。