2013年03月12日
東洋紡、中国でラベル用熱収縮フィルム展開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は12日、ペットボトルのラベル用フィルムを中国展開するための足がかりとして、韓国SKCを中心に設立された中国のポリエステルフィルム合弁会社SKC(Jiangsu)へ出資することにし11日SKCと契約したと発表した。
工場は今年5月、江蘇省南通市に完成の予定。

東洋紡の出資比率は15%(出資額 約8億円)。

東洋紡は、ペットボトルのラベルに使われるシュリンク(熱収縮)フィルムとして、世界最薄のポリエステル素材フィルム「スペースクリーン」を開発、事業展開しており、グローバル化によるさらなる拡大を目指してきた。

中国は、ペットボトル用シュリンクフィルムを年間12万トン消費する巨大市場であり、今後も需要拡大が続くと予想されている。中国は現在、塩ビ樹脂製シュリンクフィルムが主体なので、ポリエステル素材への転換の可能性は高いとみている。