＜参考＞宇部興産のBR・タイ製造拠点

宇部興産は13日、アジア地域でのポリブタジエンゴム（BR）の需要拡大に対応するため、マレーシアに韓国・ロッテケミカルグループおよび三菱商事と合弁のBR製造・販売会社を設立したと発表した。

新会社は、社名「マレーシアン・シンセティック・ラバー」で、資本金約58億円。宇部興産とロッテケミカルがそれぞれ40％、三菱商事とタイタンケミカルの両社が10％ずつ出資する。

工場は宇部興産技術により同国ジョホール州に年産5万トン設備を建設する。総工費約100億円。稼動開始は2014年の予定だが、さらに2.2万トン/年の増強を行う計画。

原料ブタジエンはタイタンケミカルが供給する。製品BRはマレーシア国内向けはJV会社が引き取り販売する。
残りは宇部興産が総代理店となり全量アジア市場で売りさばく。ブリヂストンや横浜ゴムなどがタイ、ベトナム、インドなどにタイヤ工場の新増設を計画しているため、新たなニーズに応える。

宇部興産はBRの世界大手で、グループ生産能力は千葉（11万トン）、タイ（7.2万トン）、中国（7.2万トン）の3工場合わせて年産25.4万トン。千葉工場は今年末さらに1.6万トンの設備追加を予定している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1363148029.pdf

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