2013年03月13日
安全に“熱い思い” 石化協が「事故事例巡回セミナー」
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:石油化学工業協会
巡回セミナー会場

安全対策に関心が高まる中、石化協は11日三井化学市原工場(千葉県)で「第8回 事故事例巡回セミナー」を開催した。

工場内の事故やトラブルにさまざまな経験を持つ“先輩”から、現場管理の要点についてレクチャーを受け、各社の保安対策に生かそうというもので、元ヴィテック社長の岡田敏彦氏と元日本ゼオン専務の山崎正宏氏が講師役をつとめた。

岡田氏は「安全は愛、愛は思いやり」と題して、「安全の反対語は危険ではなく“無意識”だ。自ら考え行動できる力を身につけることが大切だ」と、日常の訓練や教育の重要性を説いた。

山崎氏は「社長を先頭にした環境安全改革」を安全対策のポイントに挙げた。「経営トップが常に工場現場に姿を見せ、先頭に立って方向を示すことが重要だ」と、ゼオンの例を参考に強調した。

コンビナート周辺から18社、166人の保安管理担当者が集まり、安全への思いをかみしめていた。