2013年03月14日 |
北大・昭電、活性炭で「バイオマスの高効率糖化」に成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
北海道大学の触媒化学研究センター(福岡淳センター長)と昭和電工は14日、バイオマスを高効率で分解する新しい触媒の開発に成功したと発表した。 バイオマスは再生可能な資源として注目されているが、これまで有効な利用方法は確立されていなかった。 今回、活性炭を処理した触媒を使ってサトウキビの搾りかす(バガス)から高い効率でグルコース、キシロースなどの糖を合成することに成功した。 脱臭や水質浄化に使われるごく身近な活性炭が分解困難なセルロースを加水分解できることを解明した。 これらの糖からは、バイオエタノールや生分解性プラスチック、キシリトールなどをつくることができる。 昭和電工では「再生可能なバイオマス資源を化学原料にという研究は以前からやっていますが、今回の成果がその新たな一歩になればと期待しています。技術の応用や事業化検討はこれからです」(広報室)と言っている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1363239895.doc |