2000年12月08日 |
丸善石油化学、MEKキロ10円の第2次値上げ満額決着 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:出光興産、東燃化学、丸善石油化学 |
丸善石油化学は、10月下旬からMEK(メチルエチルケトン)について、キログラム当たり10円の第2次値上げを実施していたが、これまでにほぼ満額で決着した。 MEKは、エポキシ樹脂やインキ溶剤のほか、接着剤、シンナーなど、幅広い用途を持っているが、最近はIT関連分野を中心に需要を伸ばしている。 同社は、原料ナフサの高騰から4月に続いて10月21日出荷分から第2次として、10円の値上げを打ち出し、ユーザー各社と交渉していたもの。 なお、MEKの国内メーカーは、丸善石油化学(千葉工場:年産11万トン)、東燃化学(川崎工場:同8万5,000トン)、出光石油化学(出光興産・徳山製油所:同4万トン)の3社で、合計生産能力は23万5,000トンだが、需要は好調で、特に最近は韓国、中国向けなどの輸出が増加している。 |