2013年03月18日
出光・三井物産、米でシェールガスから「αーオレフィン」
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:出光興産、三井物産

出光興産と三井物産は18日、米国にアルファオレフィン製造・販売の合弁会社を設立し、米テキサス州でシェールガスからエタン・クラッカーを展開するダウ・ケミカルと、原料調達および製品の一部販売で提携することで基本合意したと発表した。

出光興産と三井物産の両社は、2014年に最終投資判断を行うとしている。

アルファオレフィンはポリエチレンなど合成樹脂の添加剤、洗剤、高機能潤滑油、製紙用薬剤などの分野の幅広い用途を持つ。世界需要は300万トンを超え、今後も安定した伸長が見込まれている。

米国の安価なシェールガス・オイルを背景に、日系企業連合による化学品製造・販売事業を実現する。
ダウからは、競争力のあるコストベースでのエチレン引取権を確保する。

アルファオレフィンの生産は、2016年から年産33万トン規模でのスタートを予定しているが、建設場所や投資額などは未定。2014年中に最終投資を決定し、2016年の稼動開始を目指す。