2013年03月18日
帝人、TSアロマティックス合弁解消
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は18日、昭和シェル石油、三菱商事と3社合弁で2008年に設立した、TSアロマティックス(本社:東京都千代田区、早川泰宏社長)の合弁契約を解消し、同社を解散することを決めたと発表した。

帝人は松山工場にポリエステル原料であるパラキシレン年産29万トン設備を持つ。合弁会社を設立することで原料である混合キシレンの供給・調達が安定化するとしていた。

合弁会社は資本金100百万円。出資比率は帝人50.1%、昭和シェル石油44.9%、三菱商事5.0%。2008年2月、パラキシレンの製造・販売会社としてスタートした。

共同事業の契約期間が今年3月末で満了となるため、話し合いの結果「今後は柔軟性を持って運営していくことで一致した」(帝人IR広報室)。帝人はこれまでパラキシレンの製造委託を受けていたが、今後は独自に同事業を展開する。