2013年03月19日 |
三菱ガス化学、松山工場から撤退、MXなど構造改善 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は19日、松山工場(愛媛県)の高純度イソフタル酸(PIA)年産10万トン設備を今年11月をめどに停止し、同工場から撤退すると発表した。今後PIAの生産は水島工場(岡山県)に集約する。水島工場では現有12万トン設備を7万トンに規模を縮小する。 同社は、水島工場にメタキシレン(MX)年産22万トン設備を有するが、11月にはこれも同15万トンに縮小する。事業環境の悪化から大幅な構造改善に取り組む。 松山工場のPIA設備は撤去し更地化するが、本来、三菱化学のTPA設備を転換したもので、三菱化学に生産委託しながら同事業を継続してきた。このため現地の従業員は少なく、工場撤退に伴う影響も小さいとしている。 他にコエンザイムQ10事業からも撤退する。 特別損失の計上と業績予想の下方修正を発表した。 【三菱ガス化学・3月期通期(連結)予想】単位:百万円 ( )前回予想 ◇売上高 470,000(470,000) ◇営業利益 10,000(10,000) ◇経常利益 26,000(24,000) ◇当期純利益 △10,000(5,000) ◇1株当たり純利益 △22.14円(11.07円) |