2013年03月21日
アステラス製薬、長崎大・東工大と「顧みられない熱帯病薬」共同研究
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は21日、長崎大学と「顧みられない熱帯病」(Neglected Tropical Diseases=NTDs)治療のための抗デングウイルス薬の探索を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。

両者の共同研究は、2012年11月に締結した「抗寄生原虫薬のスクリーニング評価に関する共同研究契約」に次いで2例目となる。

NTDsは、主に発展途上国の熱帯地域で蔓延している寄生虫や細菌、ウイルスによる感染症で、世界で10億人以上が感染していると推定されている。

研究は大きく二段階に分かれる。第一段階(一次スクリーニング)では、試験管内における抗デングウイルス活性及び細胞毒活性を測定する。第二段階二次スクリーニングでは、一次スクリーニングで選択的な抗デングウイルス活性の認められた化合物について、生体内におけるデングウイルス感染モデルでの薬効を測定する。


また、アステラス製薬は同日、東京工業大学とも「顧みられない熱帯病」の抗デングウイルス薬の探索で共同研究契約を締結したと発表した。東工大のスーパーコンピュータを活用して抗ウイルス薬の効率的探索を行う。


ニュースリリース参照

「顧みられない熱帯病」の抗デングウイルス薬の探索で共同研究開始
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1363844704.pdf

「顧みられない熱帯病」の抗デングウイルス薬のスクリーニング評価で共同研究開始
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1363844704.pdf