2013年03月25日
阪大院発見「脳の免疫細胞、運動の神経細胞保護」
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:科学技術振興機構

科学技術振興機構(JST)は25日、大阪大学大学院が脳を修復する免疫細胞とみられていたミクログリア(脳内環境を維持するグリア細胞の一つ)が、運動機能をつかさどる神経細胞の保護にも関わっていることを発見したと発表した。
これにより、哺乳類における発達期の神経回路・細胞が維持される新たなメカニズムが明らかになったわけで、ミクログリアによる神経回路の保護作用を誘導することで、運動機能が障害を受ける筋委縮性側索硬化症(ALS)などの脳神経疾患に対する新たな治療法の開発につながることが期待される。