2013年03月26日
北海道経産局、地元産バイオ製品を中東に売り込み
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省北海道経済産業局は、北海道産の機能性食品や化粧品、バイオ製品をドバイ(UAE)などの中東地域に売り込む「中東地域新市場開拓プロジェクト」を始動させる。

今回は第一弾として、北海道のバイオ・食品業界等によるミッション団がカタールを訪問し、3月30-31日に日本大使公邸で北海道のバイオ製品や道産食材を紹介する「北海道フェア」を開催するほか、4月11日にはドバイを代表する財閥「シャラフグループ」を訪問し、北海道のバイオ製品や道産食材の魅力をPRするのをはじめ、6500社が進出する中東最大のフリーゾーンを管理する公的機関ジュベル・アリ・フリーゾーン庁との間で北海道企業・商品進出の可能性について意見交換を行う。

北海道経産局では、今回のカタール・ドバイミッションを足がかりに、中東湾岸諸国さらには北アフリカや東南アジアといった経済成長が著しいイスラム圏での北海道企業のビジネス展開を促進していく方針である。

世界人口の4分の1を占めるといわれるイスラム圏の中でも、高度経済成長を続けている中東地域は、購買意欲が旺盛な高所得者が多く存在する魅力あるマーケットと指摘されている。このため、北海道の機能性食品や化粧品メーカーの中には、イスラム圏への製品輸出に向けてハラール認証を取得した企業もいるが、中東地域における製品ニーズや商慣習などの知識が不足しているのが実情である。

そこで北海道経産局は、北海道の魅力をPRするとともに北海道産の良質かつ機能性に富んだサプリメントや農水産品、バイオ製品、化粧品の販路拡大のために中東市場開拓プロジェクトを始動させることにした。