2013年03月27日 |
日本化学会が提言「研究教育環境と科学技術力の質の強化を」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学会 |
日本化学会は、化学をはじめとする研究論文数の減少に危機感を強め、その打開策として「わが国の研究教育環境と科学技術力の真の強化を」と求める提言をまとめた。これは、日本化学会春季年会企画シンポジウム「わが国発の科学論文が減り続けている!何が起こっているのか、我々は何をなすべきか」でのパネル討論の議論をまとめたもので、具体的には、次の6項目の提言を行なった。 (1)運営交付金・私立大学等経常費補助金の削減停止 (2)研究開発の多様性を重視したファンディングシステムの確立 (3)研究重点大学を目指す特色ある大学群の育成・支援 (4)短期任期制導入、短期・時限プロジェクト等による研究の断片化の改善と新たな分野への果敢な挑戦 (5)研究・教育環境における国際化の推進と国際共同研究の加速 (6)大学・研究機関等が政府・研究助成機関・産業界・学協会と連携し、自ら教育力、社会貢献力、ガバナンス力を向上させる覚悟と努力が必要 |