2013年03月29日
農水省調査、23年度農薬被害の発生はやや減少
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、平成23年度農薬被害の発生状況の調査結果をまとめた。それによると、平成23年度の農薬の使用に伴う事故および被害の発生状況は、農薬を飲料の空容器等に移し替えたために誤って飲んだ(9件)り、農薬を散布する際の防護装備が不十分だった(7件)ことなどが原因で発生した中毒事故が36件で前年度(38件)より若干減少した。

同省では、全国的な農薬の安全使用を一層推進するため、この結果を都道府県に通知し、農薬の安全使用の指導を徹底するように依頼した。今後、厚生労働省、都道府県等と連携して「農薬危害防止運動」を実施するなど、農薬事故の防止に取り組んでいく方針である。