2013年04月03日
農研機構、多収で病気に強い二条大麦の新品種開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は3日、多収で穂発芽と縞萎縮病に強い二条大麦の新品種「はるか二条」の開発に成功したと発表した。「ニシノホシ」に代わる主力品種として期待される。

この「はるか二条」は、現在普及している「ニシノホシ」に比べて、穂発芽に強く、倒伏にも強いうえ、オオムギ縞萎縮病とうどんこ病に強く、大粒で整粒収量が極めて多く、粒の外観及び精麦品質が優れるといった特徴がある。

すでに長崎県で栽培が始まっており、今後、九州各県で「ニシノホシ」に代わる二条大麦の主力品種として普及することが期待される。