2013年04月04日 |
東ソー・南陽事業所、エチレンアミン設備で火災事故 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは4日、南陽事業所(山口県)構内にある第三エチレンアミン製造設備で3日夜9時過ぎ火災事故が発生したが30分後に消し止めたと発表した。けが人など人的被害はなかった。現在、原因を調査中である。 エチレンアミンは、エポキシ樹脂硬化剤、紙力増強剤のほか医・農薬、界面活性剤など幅広い分野で使用されている。 東ソーは南陽事業所にEDC(二塩化エチレン)を原料に3系列合わせて年産9万8,000トンと、アジア最大のエチレンアミン製造設備を持ち、ファインケミカル部門の中核事業として展開してきた。 火災が発生したのは3系列目の年産3万6,000トン設備だった。 火災発生時、第1系列設備は生産調整のため停止中で、第2系列と第3系列設備が稼働していた。 第2系列設備はそのまま4日現在も操業を継続している。 同社によると、第三エチレンアミン設備で火災が発生したのは3日午後9時17分頃、周南市消防が鎮火を確認したのは9時55分頃だった。人的被害はなく、物的被害は4日正午現在確認中である。 環境への影響もなく、3日夜11時には排水出口のpH値に異常がないことを確認している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1365035167.pdf |