2013年04月05日
帝人のPEN樹脂、給食用食器分野に樹脂拡大
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:帝人

帝人のPEN(ポリエチレンテレフタレート)樹脂「テオネックス」が、学校給食用食器の素材として採用を拡大している。

次の5点が給食用食器素材として評価されている。
(1)学校給食法で定められている消毒保管条件を満たす耐熱性・寸法安定性を有する
(2)耐薬品性に優れ、塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムによる消毒も可能
(3)水や油に溶け出す物質を含まず安心
(4)カラーリングが容易なため、アレルギー児童対策として食器の色分けが可能
(5)ケチャップ・カレーなど食材からの色移りがない

食器の「E-エポカル」は、給食用食器メーカーの三信化工(本社:東京都港区)と共同開発した。
全国1000を超える自治体の公立小・中学校で1700万個以上使用されるなど、給食用食器素材として需要を伸ばしている。今後も高度化するニーズに対応し、2016年度には「テオネックス」樹脂で30億円の売り上げを目指す。