2013年04月05日
カネカ、医療機器・リバーグループの経営権を取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは5日、医療機器事業の消化器(内視鏡処置具)領域における事業展開を加速させるため、同領域でユニークな技術・製品を持つリバーグループ(リバーセイコーとリバーメディカル、メディカルリヴの3社)の経営権を取得したと発表した。

今後は、リバーセイコー(本社・長野県岡谷市、西村幸社長)が、リバーメディカル(本社・長野県岡谷市)とメディカルリヴ(本社・長野県伊那市)の2社を吸収合併したのち、7月1日をめどにカネカが同社の株式80%を取得する。

リバーグループは、未滅菌医療機器などのODM(相手先ブランドによる設計・生産)供給を10年以上行っており、内視鏡処置具を中心に特許も多く所有する研究開発型のメーカーである。

同社の経営権を取得するのを機に、消化器領域に本格参入する。また、消化器領域だけでなく、同社グループの技術を活用して、循環器領域や他臓器(脳や腎臓など)でも新製品開発を進め、3年後には100億円の売り上げ増を目指す。