2013年04月08日
富士フィルム、「アスタキサンチン」と「亜鉛」に睡眠改善効果
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは8日、自然界に広く分布している抗酸化成分「アスタキサンチン」と「亜鉛」の摂取によって睡眠改善効果が得られることを確認したと発表した。7匹のマウスに経口投与し脳波測定を行う実験を大阪バイオサイエンス研究所と共同で実施した。

両成分を同時に摂取することで、高い睡眠改善効果が得られた。
アスタキサンチンと亜鉛が、視床下部や脳幹など、脳内の睡眠をつかさどる領域に何らかの作用をしている結果ではないかと推察できる。

今後も、両成分による睡眠改善メカニズムの解明と新たな応用を進めていく方針である。

<用語の解説>
■ アスタキサンチン :自然界に広く分布している天然由来の抗酸化成分で、サケやエビ、カニなどに多く含まれるカロテノイド(色素)の一種。強い抗酸化作用をもつ成分として知られ機能性食品の原材料などに使われている。
■ 亜鉛とは :亜鉛は、牡蠣、豚レバーなどに多く含まれ、体のさまざまな働きに関与する必須ミネラル16種の一つ。また体の中にある活性酸素除去酵素の構成成分でもある。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1365395593.pdf