2000年12月06日 |
三菱化学産資、耐熱ラップフィルム・透湿性フィルム事業を三菱樹脂に移管 |
三菱化学グループの事業再編で両事業の基盤強化へ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学産資、三菱樹脂 |
三菱化学グループの三菱樹脂および三菱化学産資は6日、2001年1月1日付で現在三菱化学産資が行っている耐熱ラップフィルム、透湿性フィルムの両事業を三菱樹脂に移管する、と発表した。 移管の対象となる耐熱ラップフィルム事業は水島事業所で生産し、年間売上高は14億円(1999年度)、透湿性フィルム事業は水島製造所および台湾で三菱化学全額出資の大洋製膜股イ分有限公司にて生産し年間売上高は20億円(含む台湾)となっている。 三菱化学グループでは昨年12月に策定した中期計画で、機能性材料分野における付加価値の拡大を図るとともに、グループ内の機能材料関連事業を再編統合する方針を決めている。すでに今年4月にはアルミ・樹脂複合板、石炭ピッチ系炭素繊維、耐震補強炭素繊維シート、アルミナ繊維の各事業とともに耐熱ラップフィルム、透湿性フィルムの両事業を三菱化学産資に移管していた。 その後のグループ内の事業再編に伴い、三菱化学産資の土木、物流、建材関連事業を強化する一方、耐熱ラップフィルム、透湿性フィルムの両事業を三菱樹脂のフィルム事業と一体化させることにより基盤強化、シナジー効果が発揮されると判断し、今回の事業移管となった。 |