2013年04月10日
電気化学、経営計画「DENKA 100」戦略見直し
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業

電気化学工業は10日、創立100周年を迎える2015年を目指して2007年から取り組んできた経営計画「DENKA 100」について、これまでの戦略を見直し市場変化に即した形に軌道修正すると発表した。

目標年度を2017年に改め再スタートする。
数値目標として、2017年度の連結営業利益 600億円以上、営業利益率 10%以上、海外売上高比率50%以上をめざす。

同目標を達成するために、既存製品の競争力強化を図る。
また成長市場のニーズを取り込むための新成長戦略として、
(1)生産体制の最適化
(2)徹底したコストの総点検
(3)新たな成長ドライバーへの経営資源集中と次世代製品開発への取り組み
を推進する。

社内組織も従来のシーズをベースとした6事業部制(スチレン、電子材料、生活・環境プロダクツ、化学品、セメント・特混、メディカルサイエンス各事業部)を廃止し、分野別に4つの部門に再編してより市場に密着した製品展開を図る。

新組織体制は以下の通り。
◇エラストマー・機能樹脂部門(クロロプレン、アセチレンブラック、ABS樹脂、透明樹脂ほか)
◇インフラ・無機材料部門(セメント、特殊混和材、肥料、アルミナ繊維ほか)
◇電子・先端プロダクツ部門(溶融シリカ、電子回路基板、ファインセラミックス、接着剤ほか)
◇生活・環境プロダクツ部門(食品包装、ヒアルロン酸製剤、ビニルテープ、雨どいほか)


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1365556447.pdf