2000年12月06日
旭化成・大分工場の火薬設備の一部で発火事故発生
けが人はなく、民家への影響もなし
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成工業大分工場内の火薬製造設備の一部が6日9時45分に発火事故を起こして操業を停止した。
 発火事故を起こしたのは、同工場内にある複数の火薬製造建屋のうちの一つ。無煙火薬の製造中に強い発火が生じて装置が破壊され、同時に5メートル四方の建屋の屋根と内壁も壊れた。ただし、けが人はなく、工場外の民家への影響もなかった。発火後ただちに同工場内の消防部門が自力で消化活動に入り、市の消防車の到着前に鎮火した。原因は現在警察と消防で調査中。
 これに伴い、同建屋を含む平均年産400トン能力の全設備は、事故の原因と対策がはっきりするまで操業中断となる。なお、同工場では主として防衛庁の発注による火薬を製造してきた。