2013年04月12日
ユニチカ、除染廃棄物仮置場のガス透過性防水シート開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ユニチカ

ユニチカは、ジオシンセテックス技術研究会と共同で、東日本大震災の被災地域において除染廃棄物仮置場の飛散防止や雨水の流入を防止するガス透過(通気)性防水シート「エルベスキャッピングシート」を開発したと発表した。

同シートは、防水シートとしては初めて日本材料学会の技術評価証明を取得しており、すでに福島県南相馬市などの被災地域で、集積された除染廃棄物を覆う防水シートとして採用が開始された。

除染に伴って生じる除去土壌等の量は、福島県だけで約1500万―3100万平方メートルと試算されており、除染作業の本格化により、仮置場で使用される環境保護用資材の必要性はますます高まるとみられている。

すでに、南相馬市などの被災地域で同シートの採用が始まっているが、同社ではさらなる採用の拡大を目指す。