2000年12月06日
BASF、ナイロン6樹脂がシビックのエアインテークマニホールドに採用
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:BASF

 独BASFはこのほど、ナイロン6樹脂「ウルトラミッド B3WG6 BGVW Blk.564」が、本田技研工業の新型シビックシリーズ(シビックおよびシビックフェリオ)の樹脂製エアインテークマニホールドに採用された、と発表した。
 今回採用されたナイロン6樹脂製エアインテークマニホールドは、9月に発売されたシビックシリーズの1,500CCおよび1,700CCの4気筒エンジンに搭載されたもので、日本および米国で生産されるシビックシリーズ全てが対象となっている。
 今回のインテークマニホールドは、3部品の振動溶着法で成形されており、従来のアルミ製に比べ、軽量化、コスト低減、エンジン性能向上などのメリットがあるという。これらの結果、燃費やC02排出量の低減にもつながる。
 BASFは四日市にテクニカルセンターを有しており、CAEによる構造解析や流動そり解析などを駆使して、展開している。同センターは、ドイツ本社やアメリカの応用研究所との3極でグローバルネットワークを構成しており、BASFでは、今回の採用は日本とアメリカにおける本田技研へのサポートが結実したものと見ている。