2013年04月17日 |
プラ循環協、中国のプラスチックリサイクル実態調査 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会 |
プラスチック循環利用協会(旧プラスチック処理促進協会)は17日、「海外プラスチックリサイクル実態調査」結果を発表した。調査は、中国における廃プラスチック処理の実態を把握するために実施した。 それによると、中国国内のプラスチックは、2010年ベースで生産量が4390万トン、樹脂製品生産量が5830トン、再生利用量が2130万トンだったことが分かった。このうち中国国内発生の再生利用量1350万トン、海外からの輸入廃プラの再生利用量が780万トンと推定できた。日本の対中国輸出量は18%を占めている。 中国では、日本と違い再生原料の市場が大規模で、一定のスペックを満たした品質でないと流通しない。 とくに、再生原料としてペレット化された廃プラは、工業材料(自動車部品・家電部品)、繊維、日用雑貨及び文具など日本に比べて高付加価値用途での利用が多い。 中国の廃プラ取引価格は、日本から輸出される際はバージン価格の約3割、中国で再生ペレットとして売却される際はバージン価格の約7割であり、低価格原料として需要を満たしている。 |