2013年04月25日
金川・信越化学会長、「米シンテックの好業績が貢献」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:信越化学工業

信越化学工業が25日発表した13年3月期連結決算は、米国塩ビメーカーのシンテックが売上高で前期比8・3%の増収の過去最高、収益でも経常利益と営業利益がいずれも同2・2倍と過去最高を記録したのに支えられた。
塩ビ・化成品部門の営業利益が同約2倍と好調だったことが、営業利益、経常利益、純利益の増益に寄与した。

シンテックの好業績について同社の金川千尋会長は「米国内の塩ビ需要は弱含みだったが、中南米が堅調に推移したため」と説明した。増設問題については、「中米・南米の好調はインフラ整備の増加が背景にあり、今後も伸びると期待でれば検討課題になるだろう」と語った。

なお、2014年3月期決算見通しについては公表していない。開示が可能となった時点で開示するとしている。

【信越化学・3月期(連結)決算】単位:百万円( )前年同期比増減率%
◇売上高      1,025,409(△2・1)
◇営業利益     157,043(5・0)
◇経常利益     170,207(3・0)
◇当期純利益    105,714(5・0)
◇1株当たり純利益  248.94円(237.03円)

<通期(連結)業績予想>百万円( )前期比増減率%
◇未公表