2000年12月05日 |
合成ゴム工業会、盛大に30周年記念パーティー |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭化成、住友化学、ブリヂストン、三井化学 |
創立30周年を迎えた合成ゴム工業会は5日、都内のホテルで記念パーティーを開催した。 挨拶に立った山本一元会長(旭化成工業社長)は、「当工業会は、1970年に合成ゴムメーカー8社で設立されたが、その後ラテックスメーカーも参加し、現在会員は16社。生産量も当初は69万7,000トンだったが、現在は158万トン、金額にして5,547億円、生産量は世界の15%を占めるようになっている。これまで2度のオイルショックやドルショック、バブルの崩壊などがあったが、業界を挙げて対応に努力してきた。経済環境はますます厳しく、海外の企業はドラスチックな合従連衡を進めている。アジアの新興国も含めて新増設も盛んに行われ、またユーザーはより高機能、多機能を求めるようになっている。高コスト構造、原料高などの問題に直面しているが、30年間の体験と英知を結集して問題解決に取り組み、ユーザーと共栄していきたい」と語った。 また、通産省の岡本巌・基礎産業局長は、「21世紀の幕開けは平垣とはいえない。今一度気持ちを引き締めてほしい。化学業界にとっては、2004年の関税率引き下げの問題があり、そう遠い話ではない。共通のチャレンジすべき課題として、取り組んで頂きたい。景気の方は海外に依存している面がまだある。国内の経済活動を力強い回復軌道にのせることが大事だ。各企業の競争力強化に向けた努力に期待するところは大きい。先般の住友化学と三井化学の合併にとどまらず、それぞれ企業の枠を超えての選択と集中に取り組むようにしてほしい」と祝辞を述べた。このあと海野洋一郎ゴム工業会会長(ブリヂストン社長)の音頭で乾杯し、歓談に入った。会場に関係者約200人が出席、盛会だった。 |