2013年05月08日 |
昭電・増収減益 ハードディスク回復見込み |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭電が8日発表した13年12月期第1四半期(1-3月)連結決算は、前年同期比増収減益だった。 石油化学セグメントは、前年同期に発生したエチレンプラントの不具合がなく、安定操業を維持した。 同社の酒井仁和・取締役執行役員は「石化部門は操業の安定とナフサ価格上昇に伴う製品値上げの影響で増収増益になった。エレクトロニクス部門は、ハードディスクがパソコン需要低迷の影響で販売数量が減少したことと、レアアースが棚卸資産簿価引下げで20数億円の営業減益となったのが響いて、減収減益になった」と説明。 第2四半期の見通しは、「石化部門が厳しくなるが、エレクトロニクス部門はハードディスクが回復に向かい販売数量が増加する」と予測している。 円安の影響は、営業利益段階で1円の円安が8億円のプラスとなるが、上期は早めに為替予約を進めたため影響は少なく、下期に円安のプラス効果が出てくる見通しである。 【昭和電工・第1四半期(連結)業績】単位:百万円 ( )前年同期比増減率% ◇売上高 192,479(6.1) ◇営業利益 3,382(△64.5) ◇経常利益 3,885(△53.4) ◇当期純利益 4,079(△23.5) ◇1株当たり純利益 2.73円(3.65円) <2013年12月期・通期(連結)予想> ◇売上高 800,000(8.1) ◇営業利益 35,000(24.5) ◇経常利益 30,000(27.9) ◇当期純利益 15,000(60.1) ◇1株当たり純利益 10.02円 |