2013年05月10日
三井化学・最終損失81億円、市況低迷と事故影響大きく
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学が10日発表した2013年3月期連結決算は、最終損益が81億円の赤字となった。
売上高は前期比478億円(3.3%)減の1兆4062億円だった。岩国大竹工場の事故による販売数量減少の影響が448億円、フェノールや高純度テレフタル酸など基礎化学品関連製品の市況下落による影響が30億円あった。

収益面では世界経済の低迷や中国の景気減速の影響を大きく受けた。原燃料価格が高水準で推移したことも響いた。
営業利益は173億円(80%)減の43億円、経常利益は137億円(60%)減の137億円だった。
純損失は前期比71億円増の81億円で、2期連続の最終赤字となった。
14年3月期には事故の影響をほぼ一掃し営業利益280億円、最終利益50億円の回復を見込む。

【三井化学・13年3月期(連結)業績】単位:百万円( )前年同期比増減率%
◇売上高    1,406,220(△3.3)
◇営業利益      4,290(△80.1)
◇経常利益      9,206(△59.8)
◇当期純利益     8,149(-)
◇1株当たり純利益   △8.14円(△1.01円)

<2014年3月期・通期(連結)予想>
◇売上高     1,600,000(13.6)
◇営業利益      28,000(552.7)
◇経常利益      23,000(149.8)
◇当期純利益     5,000(-)
◇1株当たり純利益   4.99円

ニュースリリース参照
〇平成25年3月期 連結決算概要
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1368165718.pdf

〇Summary of Consolidated Financial Results for FY2012
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1368165718.pdf