2013年05月10日 |
東洋紡、ポリエステルタイヤコード事業から撤退 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡は、今年12月末でポリエステルのタイヤコード事業から撤退することを決めたと発表した。 同社はこれまで、合成繊維事業の主要製品として、ポリエステルタイヤコードの生産・販売を展開してきた。 だが、新興国の自動車需要の拡大と2010年後半からの円高などの影響により、国内タイヤメーカー各社が海外生産を拡大した結果、国内のポリエステルタイヤコード事業が縮小した。輸入品の増加もあり、国内向け販売量が大きく落ち込んだ。 こうした構造変化は、これからも続くと想定され、今後も市場の回復が見込めず、事業継続は困難と判断し、タイヤコード事業から撤退することを決めた。 同社の敦賀事業所(福井県敦賀市)で操業してきたが、今年9月に生産を終了し、12月末で販売を終了する。 |