2013年05月13日
カネカ、食品販売4社を統合し食品事業の中核会社に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは13日、全国を4地域に分けていた100%子会社の食品販売会社4社を7月1日付で統合し、食品事業の中核会社と位置付け、競争力強化を図ると発表した。

統合するのは、カネカ食品販売(本社・大阪府摂津市、江崎芳男社長)を存続会社として、東京カネカ食品販売、東海カネカ食品販売、九州カネカ食品販売の3社を7月1日付で吸収合併し、存続会社のカネカ食品販売の社名を「カネカ食品」に変更する。

カネカの食品事業は、連結売上高が年間1300億円を超える同社最大の事業であり、幅広い商品群を市場展開してきた。しかし、食品業界を取り巻く環境は、需要・市場構造の変化、原料高騰、嗜好の多様化、安心安全への要求の高まりなど、急激に変化してきた。

今回、4販売会社を統合することによって、年商1000億円規模の製パン・製菓向けを主体とした原材料問屋が誕生することになる。この規模を基盤として、差別化された製品や仕入品などの総合力、全国営業・物流拠点を強みとして更なる拡大を図る。

これによって、同社食品事業グループの事業拡大戦略における中核企業としての位置付けを強固なものとし、徹底した競争力強化を図る方針である。