2013年05月13日

東レ、中国に炭素樹脂のコンパウンド設備新設

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：東レ

東レは13日、中国の樹脂事業統括子会社である東麗塑料（中国）有限公司（TPCH）の現地生産拠点である東麗塑料（深セン）有限公司（TPSZ）で、トレカ樹脂のコンパウンド設備を新設すると発表した。 約2億円を投じ、年産2500トン能力のコンパウンド設備を導入する。2013年6月に稼働開始の予定。 トレカ樹脂は、エンジニアリングプラスチックなどの熱可塑性樹脂に、東レの炭素繊維トレカをコンパウンドすることで強度を持たせた炭素繊維強化熱可塑性樹脂（CFRTP）で、デジタル機器、ベアリングやギアなどの回転部品、スポーツ器具、高級家電、自動車向けに需要の増大が見込まれている。 同樹脂の世界需要は年率10％以上の成長が見込まれ、2012年の約3万トンから2007年には約7万トンになると予想されている。とくに中国で大きな伸びが見込まれている。