2013年05月20日
旭硝子、鮮明な表示デバイス用カバーガラス新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭硝子
光学接合用樹脂付カバーガラスの外観

旭硝子は20日、ディスプレイをより鮮明にするカバーガラスを市場投入すると発表した。
タブレットPCなどに用いられる表示デバイスへの直貼りに適している。
カバーガラスと表示デバイスの直貼工程を大幅に簡素化し、くっきりとしたディスプレイが見られる。

「直貼加工」は、モバイル端末などのディスプレイの品質を向上させる技術だが、これまでは高温高圧処理や樹脂硬化プロセスなど工程が複雑なうえ、中・大型の液晶ディスプレイには表示ムラが発生しやすいなどの問題があった。

今回開発したカバーガラスは、貼合面に形成した新設計の接合用樹脂により、表示デバイスとの接合時に生じる気泡を自動的に吸収し隙間なく接合することができる。高温高圧処理など複雑な工程が不要で、生産性も向上するなどの特徴がある。

同社は、5月20日からカナダ・バンクーバーで開催される“Society for Infomation Display(SID)”に同製品のサンプルを展示する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1369025192.pdf