2013年05月21日 |
4月のPS内需、2カ月連続のマイナス 5万トン割れ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は21日、4月のポリスチレン(PS)およびスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。 PSの生産は、5万7500トン、前年同月比5%減で2カ月連続の前年比マイナスとなった。国内出荷は4万8664トン、同5%減で2カ月連続のマイナスで、内需年60万トンの目安となる月間5万トン3カ月ぶりに割り込み、若干じり貧気味となった。 内需は、フォームスチレン(FS)用を除き、主力の包装用をはじめ電機・工業用、雑貨・産業用がマイナスとなった。円安の影響で安値輸入品にブレーキがかかると期待されていたが、思惑が外れた格好だ。 輸出は1706トン、同7%増で2カ月ぶりにプラスとなり、この結果、出荷計は5万370トン、同5%減で、2カ月連続のマイナスとなった。月末在庫は、生産が出荷計を上回ったため、7万4860トンで前月よりも11%増加し、在庫水準も0.2カ月分増えて1.5カ月分となった。 一方、SMの生産は21万1800トン、前年同月比25%の急増となったが、プラントの定修が昨年は3社4系列であったのに対して今年は1社1系列だけだったのが影響した。 国内出荷は12万48トン、同2%減で5カ月ぶりに前年比マイナスとなった。輸出は、円安を背景に9万2565トン、同54%増と大幅に増加した。出荷計は、輸出増に支えられて、21万2613トン、同17%増で3カ月連続のプラスとなった。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1369113665.pdf |