2013年05月22日
森VEC会長「塩ビ内需105万トンを底に回復」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:信越化学工業、塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の森俊三会長(信越化学工業社長)は21日のVEC総会後懇親会で挨拶し、「2012年度の塩ビ樹脂の生産は130万トン、国内出荷が103万トンだった。これに輸入を加えた国内需要は、過去3年間105万トンで推移した」と指摘したうえで、「震災からの復興が本格的に進むことにより、105万トンを底に塩ビ需要は回復していく」と強調した。

また、工場の保安対策について「業界にとって最重点項目と考え、今後も力を入れていく」と語った。
さらに、樹脂窓については「エコポイント制度により消費者の認識が広がり、順調に普及が進んでいる」と指摘するとともに、「今年10月に施行される建築物についての改正省エネ法では、断熱性のが高い製品の導入が求められており、断熱性能に優れた樹脂窓の普及に努めていきたい」と強調した。