2013年05月23日
関東電化工業、収益改善へ「成長戦略」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:関東電化

特殊ガス大手メーカーの関東電化工業(本社:東京都千代田区、山下史朗社長)は23日、2013年3月期決算の概要と今後の業績見通しを発表した。

13年3月期の連結業績は、半導体・液晶用特殊ガス類の販売低迷が響き、電池材料事業の減損損失7億円を特別損失に追加計上したこともあり、売上高343億円(前期比3%減)、営業損失4億円、最終損失85億円を計上したが、14年度は売上高360億円、営業利益は15億円を確保、前期比19億円の改善を目指す。

主力製品である三フッ化窒素、六フッ化リン酸リチウムなどの収益改善を急ぐほか、成長戦略として(1)新規無機材料、有機ファイン製品など高付加価値製品の開発(2)創造的研究開発活動の推進ーに経営資源を投入する。

また、競争力確保のためさらにコストダウンを追求し、アライアンスや海外展開を含めて幅広い収益改善策に取り組む方針である。