2013年05月23日
カネカ、迅速・簡便なRNA抽出キットを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは23日、Biocosm(本社・大阪市、平塚哉社長)と共同で簡便・迅速に検体から遺伝子を抽出できるRNA(リボ核酸)抽出キット「カネカ簡易RNA抽出キット」を開発し販売を開始したと発表した。

このRNA抽出キットは、検体(血液、培養細胞など)に試薬を加え、加温するだけで汎用技術のRT-PCRに利用可能なRNA抽出液を得ることができる。操作時間は約30分で、有機溶媒や特別な器具を使わないため、従来法よりも作業期間の短縮と簡便化に貢献できる。

同社は、今後も遺伝子検査を迅速・簡便化する技術・製品を販売していく予定であり、検査診断事業として10年後に150億円の売り上げを目指す。