2000年12月01日
汎用樹脂の中国の輸入、10月も全て前年超え
韓国品が依然主流、日本品はポリオレフィンが減少
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 大手商社筋の調査によると、中国による汎用樹脂の輸入は10月も引き続き高水準となった。LDPE、HDPE、PP、PS、PVC、ABSのいずれも前年同月の実績を上回っている。これに伴う累計もLDPEを除く5樹脂が前年同期を上回っている。
 中国による10月の汎用樹脂の輸入の主流は依然として韓国品が占めている。6樹脂のうちポリオレフィン3樹脂は韓国品が他の国を大きく離しており、他の3樹脂の場合も2~3位の規模を維持している。ただし、LDPEとPSは前年割れとなっている。
 日本品は、全体で捉えると韓国品に次ぐ規模をキープしている。PVCでは台湾を抑えてトップの地位を確保している。ただし、PSとPVC以外は前年同月を下回っている。
 全体の累計では、HDPEの対前年同期比121.0%(数量は97万3,325トン)とABSの同113.2%(同123万4,384トン)が特に目を引く。

http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/china/chinap10>2000年10月中国樹脂輸入通関実績(表)
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