2013年05月29日
カネカグループ、気仙沼市で発泡スチロール魚箱工場を再建
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは28日、グループ会社のカナエ(本社:宮城県気仙沼市、木村裕二社長)が、気仙沼市に東日本大震災の津波で流出した発泡スチロール成形品の製造工場を再建したと発表した。

投資額は、中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業からの補助金を含めて約6億円、約1800坪の敷地内に工場、倉庫、事務所など900坪の建屋を完成した。

カナエは、カネカの100%子会社、羽根(本社:名古屋市、三瓶幸司社長)傘下の加工会社で、震災前は気仙沼・大船渡・志津川地区唯一の発泡スチロール製魚箱工場として稼動していたが、震災により工場が流出し、休業を余儀なくされていた。今回、ようやく再建を果たした。

これにより、発泡スチロール製魚箱の安定生産とスピーディな輸送が再び可能となり、水産業を中心とした同地域産業の復興に貢献できるとしている。