2013年05月29日
協和キリン、世界初のパーキンソン病治療剤を発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは29日、新規パーキンソン病治療剤「ノウリアスト錠20mg」(一般名:イストラデフィリン)を5月30日に発売すると発表した。

同剤は、協和キリンが創製した世界初のアデノシンA2A受容体拮抗薬というファーストインクラスのパーキンソン病治療剤であり、今年3月25日に厚生労働省から製造販売承認を取得していた。

国内で実施された臨床試験では、ウェアリングオフ現象を改善し、高い忍容性を有することが確認されている。レボドパ含有製剤と併用し、1日1回経口投与する。

同社は、「中枢神経分野」をカテゴリー戦略の4カテゴリーの一つと位置付けており、今後もパーキンソン病をはじめとする中枢神経疾患の患者に貢献していくことにしている。
なお、薬価は1錠当たり760.70円。