2013年05月31日 | |
東ソー、南陽にハイシリカゼオライト増設プラント着工 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
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東ソーは31日、南陽事業所(山口県周南市)にハイシリカゼオライト(HSZ)新プラントを着工したと発表した。投資額約60億円。完工は2014年9月の予定。プラントは現在、南陽と四日市の両事業所にあるが、新プラントの完成で生産能力は約50%拡大する。 「HSZ」は耐熱性や耐酸性に優れた合成ゼオライトで、これまでは主に石油精製や石油化学工場で触媒として使用されてきたが、最近は自動車排ガス処理触媒など環境浄化分野に需要が広がってきた。 とくに日本、米国、欧州などでは、このところ自動車排ガス中の窒素酸化物(NOX)や炭化水素(HC)の排出規制を強化する動きが高ま っており、ゼオライト触媒の需要に“弾み”がついてきた。 東ソーにとって「HSZ」は高機能材料事業の主力製品の一つ。1986年に南陽事業所で生産を開始し、2009年には四日市事業所にもプラントを完成するなど積極的に事業展開してきた。今後も成長事業と位置づけ、世界トップシェアを目指す。 <HSZ 増設計画の概要> (1)立地 東ソー 南陽事業所 (2)対象設備 ハイシリカゼオライト製造設備 (3)生産能力 約50%増(完工後) (4)投資額 約60億円 (5)着工 2013年5月 (6)完工 2014年9月(予定) ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1369967134.pdf |