2013年06月03日 | |
日本触媒、姫路製造所のアクリル酸、SAP 一部再開 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本触媒 |
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日本触媒は31日、事故のため2012年9月から停止していた姫路製造所の主力製品、アクリル酸製造設備が6月中旬から運転再開すると発表した。6系列年産46万トン設備のうち、最大系列の同16万トン設備に市当局から停止命令解除の通知があった。 これにより同社は、生産する16万トンのうち、とりあえず半分の8万トンを供給が逼迫している紙おむつ用の高吸水性樹脂(SAP)の再開にあてる。8万トンのアクリル酸から10万トンのSAPが生産できるが、全設備能力(32万トン)からみると水準は30%に満たない。 アクリル酸の残り半分(8万トン)は誘導品アクリル酸エステル類の原料とするほか一部を外販に充当する。 姫路製造所は現在、アクリル酸設備と誘導品関連設備を除き、全設備が操業を再開しているが、停止中のアクリル酸の残りプラントも「今年9月ごろまでには再開できるのでは」と期待している。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1370215993.pdf |