2013年06月06日 |
三井化学も発表、ニソン計画プロジェクト・ファイナンス |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は6日、出光興産、クウェート国際石油などと合弁の「ニソンリファイナリー・ペトロケミカルリミテッド」(NSPR)が公的金融機関・民間銀行などと総額50億米ドルのプロジェクト・ファイナンス契約を締結したと発表した。 三井化学は、合弁会社のNSRPに参加(出資比率 4.7%)し、クウェートからの原油の安定供給をベースに、ベトナム・タインホア省ニソン経済区に日量20万バレルの石油精製及びPTA原料パラキシレン年産70万トン、石油化学ではポリプロピレン同37万トンなどの大型プロジェクトを建設、運営する。今年7月建設に着手し、2016年の完工、17年の商業生産開始を目指す。総投資額は約90億米ドル。高い収益性が期待されている。 三井化学にとってはポリプロピレンの製造に関するライセンスの提供とともにNSRPからフェノール・PTAなどの原料となるアロマを競争力のある条件で調達することが可能となる。 ニュースリリース参照 ニソン製油所・石油化学コンプレックス最終投資決定について http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1370482305.pdf (英文) Final Decision on Investment for Nghi Son Refinery and Petrochemical Complex http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1370482305.pdf |