2013年06月11日
日本ゼオン、熱可塑性透明樹脂の原料モノマー設備増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ゼオン

日本ゼオンは11日、水島工場(岡山県)で熱可塑性透明樹脂シクロオレフィンポリマー(COP)用原料モノマーの生産能力増強を決めたと発表した。

COPは同社が自社開発した高透明、低吸着、耐薬品性に優れたC5留分系樹脂で、商品名「ZEONEX」としてカメラやプリンター、液晶テレビ、医療検査機器などの光学用分野、また透明エンプラ「ZEONOR」として半導体容器、導光板市場などに展開してきたが、需要が好調なため原料であるモノマー(ジシクロペンタジエン誘導体)の合計生産能力をCOPと同じ年産31,000トンに増強することにした。

2013年度中の着工、2014年8月の稼動入りをめざす。