2013年06月12日
BASF・ソミック石川 樹脂製シートダンパー新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF
共同開発した樹脂製シートダンパー(右)と従来のシートダンパー(左)

BASFは11日、自動車部品専業のソミック石川(東京都墨田区、石川雅洋社長)と、樹脂製シートダンパーを共同開発したと発表した。これまで金属が使用されていたシートダンパーの素材を、ガラス繊維60%含有の高弾性ポリアミド樹脂(商品名「ウルトラミッド」)に置き換え、自動車用シートの快適性を高めた。

シートのリクライニング動作が滑らかになり、キャビンスペースの安全性を高めた。

すでに一部日本の自動車メーカーに導入しているが、自動車メーカーにとっては製造プロセスの簡素化、システムコストの削減、車体の軽量化実現につながる。今回、両社が開発したダンパーの場合、開閉動作やリクライニング動作の速度調節、急ブレーキをかけたときの
衝撃緩和、走行中の振動吸収性の向上などに特性が生かされるとしている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1370937903.pdf