2013年06月13日
武田薬品、米国「プロトニクス」後発品訴訟で和解
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は13日、Teva Pharmaceutical(Teva社)およびSun Pharmaceutical(Sun社)が米国で「プロトニクス」の物質特許満了(2011年1月)以前に後発品を販売したことに対して、同社とファイザー社が提起していた特許侵害訴訟問題で和解が成立したと発表した。

同和解条件に基づき、Teva社とSun社は、それぞれ16億USドルおよび5.5億USドル、合計21.5億USドルの和解金を当社およびファイザー社に支払うことになった。

ただ武田薬品は、2011年5月のナイコメッド社買収契約に基づき、受領する和解金の全額を旧ナイコメッド社の株主に支払うことにしている。このため今回の和解が同社の業績に及ぼす影響はない。