2013年06月18日
農水省調査、食品産業の再生利用実施率は84%に向上
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、平成23年度の「食品廃棄物等の発生量」と「食品循環資源の再生利用実施率」の調査結果を発表した。それによると、食品廃棄物等の発生量は食品産業全体で1万9955トン、前年度比4%減少し、食品循環資源の再生利用等実施率は84%で同2ポイント向上した。

食品廃棄物の年間発生量は、業種別にみると食品製造業が1万6582トン、前年度比3%減で減少傾向に転じたのをはじめ、外食産業が1876トン、同18%減、となったものの、食品小売業が1275トン、同7%増と再び増加に転じた。食品卸売業は222トンで前年度と変わらなかった。

一方、食品循環資源の再生利用等実施率を業種別にみると、食品製造業が95%(目標値は85%)で前年度実績に比べて1ポイント向上したのをはじめ、食品卸売業が57%(同70%)で4ポイント向上、食品小売業が41%(同45%)で4ポイント向上、外食産業が23%(同40%)で6ポイント向上した。