2013年06月18日
旭硝子財団「ブループラネット賞」に松野博士とスパーリング博士
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子財団は18日、地球環境問題の解決に向けて顕著な貢献があった個人あるいは組織を表彰する「平成25年度(第22回)ブループラネット賞」に松野太郎・海洋研究開発機構地球環境変動領域特任上席研究員と、米国のダニエル・スパーリング・カリフォルニア大学デービス校教授の両氏に決定したと発表した。日本人の受賞は3人目。

表彰式典は10月30日に東京・千代田区のパレスホテルで行われ、両氏にはそれぞれ賞状、トロフィー及び副賞賞金として5000万円が贈られる。

松野博士は、地球シミュレーターを用いた気候変動予測に研究に優れたリーダーシップを発揮し、地球温暖化と気候変動の解明に貢献した。また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)や世界気象機関における国際的な活動に参加し、貢献したのが評価された。

スパーリング博士は、環境の観点からも優位性のある輸送システムを構築するための新たな研究分野を開拓した。また、持続可能な都市交通輸送や土地利用のモデルとなっているカリフォルニア州の気候変動・大気汚染政策の立案に主体的な役割を果たしことが評価された。

なお、受賞者による記念講演会が10月31日に東京都渋谷区の国際連合大学で開催される。