2000年11月30日 |
チバSC、新たに繊維用連続染色用顔料を発表 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)は30日、新規の繊維用連続染色用顔料「Ciba IRGAPHORR SPD(チバ イルガフォアー SPD)」を発表した。 新製品の特長は、(1)必要な材料を全て配合したオールイン・ワン設計により、水で薄めて、マイグレーション防止剤を加えるだけで使うことができる、取り扱いの簡便性、優れた経済性、(2)全ての繊維、特に綿および綿・ポリエステル混紡の連続染色用に開発、従来品では実現できなかった柔らかな風合いで、繊維素材の特色を損なわない、(3)12色で広範囲の色相の染色が可能、(4)パステル色での日光堅牢度が際立つうえ、色再現性に優れる、(5)極めて経済的でスチーマーや水洗い工程が不要な1段階染色工程、(6)水溶性の顔料で、優れた安定性に加え、パッド液が再利用できる、など。 同社のカラー事業部・新規事業アプリケーション部門ヘッド のマイケル・ミードル氏は、「これは繊維染色において、画期的な新アプローチでである。オールインワン設計のIRGAPHOR SPDは、取扱い、応用が簡単なうえ、これまで達成不可能だった効果を実現する。SPDは、Soft Pigment Dyeing(染色用ソフト顔料)の意味で、'ソフト'という言葉にはいろいろな意味が含まれる。染色会社にとっての'ソフト'とは、製品がシンプルで使い易く、高い経済効果が期待できることを意味する。また、IRGAPHOR SPDで染色された生地は、感触が'ソフト(= 柔か)'だ。そして、IRGAPHOR SPDは、環境に配慮していて、我々を取り巻く環境にとっても'ソフト(= 優しい)'である。高い堅牢度を特長とするため、'ソフト(= 淡い)'な色目の染色に最適だ」と語った。 |